美保神社 | 島根県のパワースポット完全ガイド【アクセス・ご利益・周辺情報】

島根半島の東端、美保関に鎮座する美保神社は、全国に約3,000社ある恵比須神社の総本社として知られる由緒ある古社です。主祭神の事代主神(ことしろぬしのかみ)は、出雲大社の大国主神の御子神であり、「えびす様」として古くから商売繁盛・漁業繁栄の神として信仰されてきました。

創建は不詳ながら、奈良時代の「出雲国風土記」にはすでにその名が記され、少なくとも1,300年以上の歴史を誇ります。出雲大社と美保神社を両参りすることで「両参り」と呼ばれ、ご利益が倍増するとの言い伝えがあり、多くの参拝者が両社を巡ります。

境内に足を踏み入れると、まず目を引くのが「美保造」と呼ばれる独特の社殿建築です。大社造を基本としながら、二棟の本殿が並ぶ珍しい形式は、国の重要文化財に指定されています。眼前には穏やかな美保湾が広がり、背後には青柴垣山がそびえる絶景の中、神聖な空気が漂います。毎朝8時30分に奉納される「朝御饌祭」では、古式ゆかしい神事と巫女舞を無料で見学でき、神話の世界に触れる貴重な体験ができます。

美保神社の参道
海を背に石段を上る美保神社の参道(イメージ)

このスポットの魅力

歴史と由緒

美保神社の創建年代は明らかではありませんが、天平5年(733年)に編纂された「出雲国風土記」に「美保社」として記載されており、少なくとも1,300年以上の歴史を持つことが確認されています。

主祭神の事代主神は、大国主神(出雲大社の御祭神)の御子神で、「国譲り」の神話において重要な役割を果たした神様です。美保ヶ崎で釣りをしていた事代主神は、天照大神の使者に国譲りの相談を受け、自ら海中に身を隠したと伝えられています。この故事から、事代主神は「えびす様」と同一視され、海の幸をもたらす福の神として信仰されるようになりました。

もう一柱の御祭神・三穂津姫命(みほつひめのみこと)は、高天原の高皇産霊尊の御娘神で、大国主神の后神です。稲穂を司る農業の神として、また夫婦円満の神として崇敬されています。

中世以降は、海上交通の要衝である美保関の繁栄とともに神社も隆盛を極め、北前船の船主や商人たちが篤い信仰を寄せました。江戸時代には松江藩主・松平家の崇敬を受け、現在の社殿は文化10年(1813年)に再建されたものです。

建築と自然の特徴

美保神社の社殿は「美保造」と呼ばれる独自の建築様式を持ち、国の重要文化財に指定されています。出雲大社に代表される「大社造」を基本としながら、向かって右に事代主神を祀る「本殿」、左に三穂津姫命を祀る「本殿」の二棟が並び、その間を「装束の間」でつなぐ珍しい構造が特徴です。

檜皮葺の屋根と千木・鰹木が美しく、壁には極彩色の彫刻が施されています。特に本殿正面の「龍」と「鳳凰」の彫刻は必見です。拝殿は昭和3年(1928年)に改築されたもので、堂々とした入母屋造りの建物が参拝者を迎えます。

神社の背後には「青柴垣山」がそびえ、神話の舞台となった神聖な山として崇められています。境内からは美保湾を一望でき、晴れた日には隠岐の島を遠望することも可能です。参道の石段を下りれば、すぐ目の前に漁港が広がり、現役の漁船が行き交う活気ある風景が見られます。

このスポットならではの特徴

美保神社最大の魅力は、毎日行われる「朝御饌祭(あさみけさい)」です。毎朝8時30分から約20分間、神職による古式ゆかしい神事と巫女による神楽舞が奉納されます。一般参拝者も無料で見学でき、1,300年以上続く伝統を間近で体験できる貴重な機会です。

また、出雲大社と美保神社を共に参拝する「両参り」は、島根を代表する開運巡りとして知られています。大国主神(父神)と事代主神(子神)を両方お参りすることで、ご利益が倍増するとされ、特に商売繁盛や事業成功を願う参拝者に人気です。

境内の「おかげの井戸」は、願いが叶うパワースポットとして密かに人気を集めています。また、美保神社は「鳴り物」の神社としても知られ、楽器の奉納が盛んです。境内の「収蔵庫」には、奉納された約850点もの楽器が収蔵されており、申し込めば見学可能です。

美保神社の社殿と絵馬
国の重要文化財「美保造」の社殿と奉納された絵馬(イメージ)

ご利益・期待できる効果

✨ 知られているご利益

美保神社は、事代主神(えびす様)を祀ることから、多彩なご利益で知られています。

商売繁盛・事業成功:えびす様は七福神の一柱として、商売繁盛の神様として最も有名です。全国の商人や事業主が足繁く参拝に訪れます。

豊漁・海上安全:美保ヶ崎で釣りをしていた神話にちなみ、漁業関係者からの信仰が篤く、大漁祈願や海上安全の参拝が絶えません。

五穀豊穣:三穂津姫命が稲穂を司る神であることから、農業繁栄のご利益もあります。

夫婦円満・縁結び:大国主神と三穂津姫命が夫婦神であることから、夫婦和合や良縁成就のご利益も授かれます。

歌舞音曲上達:楽器奉納の伝統から、音楽・芸能の上達を願う参拝者も多く訪れます。

✨ このスポット特有のエネルギー

美保神社は「始まり」と「繁栄」のエネルギーに満ちた場所とされています。新規事業のスタート、転職、独立など、新しいことを始める際に参拝すると、良い流れを引き寄せられると言われています。

特に、出雲大社と合わせて「両参り」をすることで、「縁を結ぶ力(出雲大社)」と「商売を繁栄させる力(美保神社)」の両方を授かることができるとされ、事業や人生の転機に訪れる方が多いです。

✨ 体験談

「独立開業の前に両参りをしました。出雲大社で良いご縁を祈願し、美保神社で商売繁盛を祈願。おかげさまで開業5年目を迎え、順調に事業を続けられています。」(40代男性・広島県)

「毎朝の朝御饌祭に参加しました。静かな神社で巫女さんの舞を見ていると、心が洗われるような気持ちになりました。日常を離れ、神聖な時間を過ごせました。」(30代女性・大阪府)

美保関の漁港風景
神社のすぐ下に広がる美保関漁港(イメージ)

ベストな訪問時期

春(3月〜5月)

4月の桜の季節は境内が美しく彩られます。気温15〜20℃で過ごしやすく、観光シーズンの始まりで比較的空いています。4月7日の「青柴垣神事」は神社最大の祭礼で、国譲り神話を再現する神事が行われます。
おすすめ度:★★★★☆

夏(6月〜8月)

夏は海風が心地よく、美保湾の絶景を楽しめます。8月には「美保神社夏祭り」が開催され、地元の人々で賑わいます。気温28〜32℃と暑いですが、海沿いのため比較的涼しく感じられます。朝御饌祭は涼しい朝の参拝がおすすめ。
おすすめ度:★★★☆☆

秋(9月〜11月)

10月〜11月は気温15〜22℃と最も過ごしやすい季節です。紅葉は少ないですが、澄んだ空気の中で美保湾と青柴垣山の眺望が美しく映えます。12月3日の「諸手船神事」は国の重要無形民俗文化財に指定された神事で、見応えがあります。
おすすめ度:★★★★★

冬(12月〜2月)

日本海側特有の曇天が多いですが、荒々しい冬の海と神社の厳かな雰囲気が相まって、独特の趣があります。気温5〜10℃で防寒対策が必要。参拝者が少なく、静かに参拝したい方には最適です。1月1日〜3日は初詣で約3万人が訪れます。
おすすめ度:★★★☆☆

おすすめの時間帯

早朝(8:00〜8:30):朝御饌祭に合わせた参拝が最もおすすめ。8時30分の神事開始までに到着し、厳かな雰囲気の中で参拝できます。

午前中(9:00〜11:00):朝御饌祭後の清々しい空気の中、ゆっくりと境内を散策できます。授与所も開いており、お守りや御朱印をいただけます。

夕方(16:00〜17:00):西日に照らされた社殿と、夕暮れの美保湾が美しい時間帯。写真撮影にもおすすめです。

参拝・見学ガイド

基本的な参拝作法

1. 鳥居:一礼してからくぐります。参道の端を歩きましょう。

2. 手水舎
– 右手で柄杓を持ち、左手を清める
– 左手に持ち替え、右手を清める
– 再び右手に持ち、左手で水を受けて口をすすぐ
– 柄杓を立てて柄を清める

3. 拝殿での参拝
– 賽銭を静かに入れる
– 鈴を鳴らす
– 二礼二拍手一礼
– ※美保神社独自の作法として「二礼・四拍手・一礼」も伝わっています

見どころと回り方

推奨ルート(所要時間:約60分)

1. 石段参道(5分):海を背にして石段を上ります
2. 鳥居・手水舎(3分):心身を清めます
3. 拝殿(10分):主祭神に参拝
4. 本殿(国重文)(5分):美保造の独特な建築を鑑賞
5. おかげの井戸(5分):願いを込めて参拝
6. 境内摂社(10分):客人社、稲荷社など
7. 授与所(10分):御朱印・お守りをいただく
8. 朝御饌祭見学(20分):8:30開始(該当時間の場合)

御朱印・お守り情報

御朱印

  • 初穂料:500円
  • 受付時間:8:30〜17:00
  • 美保神社と出雲大社の御朱印を並べて受ける「両参り」が人気

人気のお守り

  • 商売繁盛守(800円):えびす様の福を授かる
  • 鯛守(800円):えびす様が持つ鯛をモチーフにした縁起物
  • 音楽守(500円):楽器の神社ならではのお守り
  • 夫婦守(1,000円):ペアのお守りで夫婦円満

服装・持ち物

  • 歩きやすい靴(石段があります)
  • 夏は帽子・日傘と水分補給必須
  • 冬は防寒対策(海風が冷たいです)
  • カメラ(美保湾の絶景撮影に)
美保神社の境内灯籠
境内を照らす石灯籠(イメージ)

スポットの基本情報

📍 アクセス

所在地:島根県松江市美保関町美保関608

車でのアクセス

  • 山陰自動車道・米子ICから約40分
  • 松江市中心部から約30分
  • 出雲大社から約50分

公共交通機関

  • JR松江駅から一畑バス「美保関ターミナル」行き約40分、終点で「美保関コミュニティバス」に乗り換え約10分、「美保神社入口」下車すぐ
  • JR境港駅から美保関コミュニティバスで約20分

駐車場:無料駐車場あり(約30台)

📍 拝観情報

  • 参拝時間:境内自由(授与所は8:30〜17:00)
  • 定休日:なし
  • 拝観料:無料
  • 所要時間:40〜60分(朝御饌祭見学含む場合は80分)

📍 問い合わせ

  • 電話:0852-73-0506
  • 公式サイト:https://mihojinja.or.jp/

周辺情報

近くの観光スポット

美保関灯台(車で5分)
山陰最古の石造灯台で、世界歴史的灯台100選にも選ばれています。隣接のビュッフェからは隠岐諸島まで見渡せる絶景が楽しめます。

境港水木しげるロード(車で20分)
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏の出身地。全長約800mの商店街に177体の妖怪ブロンズ像が並びます。

出雲大社(車で50分)
両参りの相方。縁結びの総本社として知られ、美保神社と合わせて参拝することでご利益が倍増するとされています。

おすすめグルメ

美保関漁港直送の海鮮(徒歩5分圏内)

福間館

  • 創業100年以上の老舗旅館の食事処
  • おすすめ:特選海鮮丼(2,200円)、のどぐろ塩焼き定食(3,300円)
  • 営業時間:11:30〜14:00
  • 定休日:不定休

なかうら

  • 地元漁師が営む食堂
  • おすすめ:イカ丼(1,200円)、日替わり刺身定食(1,500円)
  • 営業時間:11:00〜14:00
  • 定休日:水曜

青石畳通りの茶屋

  • 美保関の古い街並みにある休憩処
  • おすすめ:抹茶セット(600円)、ぜんざい(500円)
  • 営業時間:10:00〜16:00
  • 定休日:火曜

大漁市場なかうら(車で15分)

  • 境港の新鮮な魚介を販売・食事
  • おすすめ:カニ汁定食(1,800円)、海鮮バーベキュー
  • 営業時間:8:00〜17:00
  • 定休日:火曜

お土産

  • えびす様の鯛せんべい:美保神社名物の縁起菓子
  • 出雲そば:島根を代表する名物
  • のどぐろの干物:日本海の高級魚
  • 商売繁盛守:美保神社オリジナル

モデルコース

半日コース(約4時間)
8:00 美保神社到着
8:30 朝御饌祭見学
9:00 境内参拝・御朱印授与
10:00 美保関灯台
11:00 福間館で海鮮ランチ
12:00 青石畳通り散策
12:30 出発

1日コース・両参り(約8時間)
8:00 美保神社到着
8:30 朝御饌祭見学
9:30 境内参拝
10:30 美保関灯台
11:30 境港・水木しげるロード散策
12:30 大漁市場で昼食
14:00 出雲大社へ移動
15:00 出雲大社参拝
17:00 出発

訪問者の口コミ・体験談

「朝御饌祭に感動」(50代女性・東京都)
「早起きして朝御饌祭に参加しました。静寂の中、巫女さんの舞と雅楽の音色が響き渡り、まるで神話の時代にタイムスリップしたよう。日本人として一度は体験すべき神事だと思います。」

「両参りで事業が好転」(40代男性・経営者)
「新規事業を始める前に、出雲大社と美保神社の両参りをしました。縁結びと商売繁盛の両方を祈願したところ、良いビジネスパートナーに恵まれ、事業は順調に成長しています。」

「海と神社の絶景」(30代カップル・大阪府)
「美保湾を背景にした神社の景色が素晴らしかったです。石段を上りながら振り返ると、青い海が広がっていて感動しました。漁港の雰囲気も良く、新鮮な海鮮も最高でした。」

よくある質問

Q: 朝御饌祭は毎日開催されていますか?
A: はい、毎朝8時30分から約20分間行われています。参拝者は無料で見学できます。ただし、神事のため途中入場・退場はお控えください。

Q: 出雲大社との両参りはどちらが先がいいですか?
A: 特に決まりはありませんが、朝御饌祭に合わせて美保神社を先に参拝し、その後出雲大社へ向かうコースが人気です。

Q: 駐車場は混雑しますか?
A: 平日はほぼ空いています。初詣時期や祭礼日は混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。

Q: 収蔵庫の楽器見学はできますか?

💡 A: 事前に社務所へ電話予約すれば見学可能です。約850点の奉納楽器を見ることができます。

まとめ

美保神社は、全国約3,000社のえびす神社の総本社として、1,300年以上の歴史を誇る島根県を代表するパワースポットです。

商売繁盛、豊漁、夫婦円満など多彩なご利益を授かれることに加え、毎朝行われる「朝御饌祭」で神話の世界を体感できることが最大の魅力です。出雲大社との「両参り」で、縁結びと商売繁盛の両方のご利益を授かれるとあって、事業や人生の転機に訪れる参拝者が後を絶ちません。

国の重要文化財に指定された「美保造」の社殿、目の前に広がる美保湾の絶景、活気ある漁港の風情—すべてが調和した神聖な空間は、訪れる人の心を穏やかにし、新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

境港の水木しげるロードや美保関灯台など周辺の観光スポットも充実しており、一日かけてゆっくりと巡るのがおすすめです。えびす様のご加護のもと、あなたの人生に大漁の福が訪れますように。

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*この記事の情報は2025年12月時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。*

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