久能山東照宮 | 静岡県のパワースポット完全ガイド【アクセス・ご利益・周辺情報】

久能山東照宮の境内全景
桜咲く久能山東照宮の境内(Photo: Motokoka / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

「日光東照宮より前に、家康が最初に祀られた場所がある」

それが静岡県静岡市の久能山東照宮です。標高216mの久能山山頂に鎮座するこの神社は、徳川家康公が薨去した翌年の1617年に創建された、日本で最初の東照宮。国宝に指定された社殿の極彩色の装飾は「日光を見ずして久能山を語れず、久能山を見ずして日光を語れず」と称されるほどの美しさです。

駿河湾を一望する絶景と、1,159段の石段を登る達成感、そして家康公の出世運・勝負運のご利益。この記事では、久能山東照宮を最大限に楽しむための情報をお伝えします。

久能山東照宮の魅力

国宝の社殿 ── 日光の原型

久能山東照宮の本殿
極彩色の彫刻が施された本殿(Photo: 663highland / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

久能山東照宮の社殿は2010年に国宝に指定されました。権現造の本殿・石の間・拝殿は、黒漆と金箔、そして極彩色の彫刻で彩られ、安土桃山時代の技術の粋を集めた傑作です。

実は日光東照宮は久能山東照宮を参考に建てられたとされ、こちらが「東照宮の原型」。日光より小規模ですが、間近で見られる彫刻の精緻さと色彩の鮮やかさは、むしろ久能山のほうが印象的だという声も多く聞かれます。

1,159段の石段と駿河湾の絶景

久能山東照宮には2つの参拝ルートがあります。表参道から1,159段の石段を登るルートと、日本平からロープウェイで5分のルート。

石段ルートは体力が必要ですが、登りきった先に広がる駿河湾の大パノラマは格別です。眼下に広がる太平洋と伊豆半島の眺望は、「家康公がこの地を選んだ理由がわかる」と訪問者を感動させます。

家康公の御廟

徳川家康公の御廟
久能山山頂に佇む徳川家康公の御廟・神廟(Photo: Motokoka / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

本殿の裏手、久能山の最高地点に家康公の御廟(神廟)があります。質素な宝塔は家康公の遺言に基づくもので、西向き(京都・大阪方面)に建てられています。

木々に囲まれた静寂の中に立つ宝塔には、天下を統一した家康公の威厳と、死してなお日本を見守り続けるという意志が感じられます。パワースポットとして最も霊気が強いと感じる人が多い場所です。

ご利益・期待できる効果

主なご利益

出世運・立身出世: 三河の小国から天下統一を成し遂げた家康公にあやかるご利益。ビジネスパーソンの参拝が多い理由です。

勝負運: 桶狭間の後も幾多の戦いを勝ち抜いた家康公の勝負強さ。受験生や競技者にも人気です。

健康長寿: 家康公は当時としては長寿の75歳まで生き、健康管理にも優れていたことで知られます。

学業成就: 家康公の知略と教養にちなむご利益。受験シーズンの1月〜3月は特に賑わいます。

人気のお守り・授与品

| 授与品 | 初穂料 | 特徴 |
|——–|——–|——|
| 出世守 | 800円 | 家康公の出世運にあやかる人気No.1 |
| 勝守 | 800円 | 金色の勝負運お守り |
| 御朱印 | 500円 | 「東照大権現」の墨書 |
| 家康公の手形 | 500円 | 実寸大の家康公の手形 |
| 健康長寿守 | 800円 | 75歳まで健康だった家康公にちなむ |

ベストな訪問時期

季節ごとの見どころ

春(3月〜5月): 桜の季節が最も美しい。3月下旬〜4月上旬は境内の桜と極彩色の社殿の組み合わせが圧巻。石段沿いのイチゴ狩り(久能海岸のいちご街道)も楽しめます。

夏(6月〜8月): 緑が濃くなり、社殿の極彩色とのコントラストが鮮やか。ただし石段は炎天下で体力消耗が激しいため、ロープウェイ推奨。早朝なら涼しく参拝可能。

秋(9月〜11月): 紅葉は11月中旬〜12月上旬が見頃。赤や黄色に染まる木々と社殿の景色は格別。観光客も春ほど多くなく、快適に参拝できます。

冬(12月〜2月): 静岡は温暖で冬でも過ごしやすい。参拝者が少なく、静寂の中で家康公の御廟にじっくり向き合えます。1月は初詣客で混雑。

時間帯の選び方

| 時間帯 | 混雑度 | おすすめの人 |
|——–|——–|————-|
| 9:00〜10:00 | 空いている | 写真撮影、じっくり参拝したい人 |
| 10:00〜13:00 | 混雑 | 博物館も含めて見学したい人 |
| 13:00〜15:00 | やや混む | 日本平観光と合わせたい人 |
| 15:00〜17:00 | 空き始め | 夕方の光で撮影したい人 |

おすすめ: 平日の開門直後(9:00)。石段ルートなら7:00頃から登り始めると、社務所が開く前に静かな境内を堪能できます。

参拝・見学ガイド

2つのアクセスルート

ルート1: 石段ルート(表参道)
久能山下の駐車場から1,159段の石段を登ります。所要約30〜50分。体力は必要ですが、途中の駿河湾の眺望が素晴らしく、「表参道から登ってこそ久能山」という声が多い。段差は比較的緩やかで、手すりも完備。

久能山東照宮の石段参道
石段の参道。1,159段を登りきると絶景が待つ(Photo: Motokoka / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

ルート2: ロープウェイ(日本平から)
日本平山頂からロープウェイで約5分。往復1,250円。石段が困難な方や時間が限られている方におすすめ。日本平の展望台も合わせて楽しめます。

参拝の流れ(所要時間:約90〜120分)

1. 楼門をくぐる(所要5分)

久能山東照宮の楼門
朱塗りの楼門。極彩色の彫刻が見事(Photo: SHIZUOKACITYperson / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

国の重要文化財の楼門。「東照大権現」の扁額が掲げられています。

2. 拝殿・本殿で参拝(所要15分)
国宝の社殿を間近で鑑賞。権現造の建築美と極彩色の彫刻に注目。

3. 御廟(神廟)へ(所要15分)
本殿裏手の石段を登り、家康公の宝塔へ。久能山で最も神聖な場所です。

4. 久能山東照宮博物館(所要30分)
家康公の遺品を中心に約2,000点を収蔵。スペイン国王から贈られた西洋時計(国宝)は必見。入館料:大人400円。

5. 境内散策(所要15分)
日枝神社、駿河湾展望スポットなど。

服装・持ち物の注意

| 必須 | 理由 |
|——|——|
| 歩きやすい靴 | 石段ルートは1,159段。スニーカー推奨 |
| 飲み物 | 特に夏場。石段途中に自販機はない |
| タオル | 石段で汗をかく。夏は必須 |

久能山東照宮の基本情報

| 項目 | 詳細 |
|——|——|
| 正式名称 | 久能山東照宮 |
| 住所 | 静岡県静岡市駿河区根古屋390 |
| 電話番号 | 054-237-2438 |
| 拝観時間 | 9:00〜17:00(10月〜3月は〜16:00) |
| 定休日 | なし |
| 拝観料 | 大人500円、小人200円(博物館共通券:大人800円) |
| 駐車場 | 石段下:有料(500円)/ 日本平:無料 |
| 公式サイト | toshogu.or.jp |

アクセス

車(日本平ルート・推奨): 東名高速「静岡IC」から約30分で日本平山頂へ。無料駐車場あり。そこからロープウェイ5分。

車(石段ルート): 国道150号沿いの久能山下駐車場(有料500円)。そこから石段1,159段(約40分)。

バス: JR静岡駅から「日本平ロープウェイ」行きバス(約50分、片道600円前後)。本数は1時間に1〜2本。

おすすめ: 行きはロープウェイ、帰りは石段で下山すると、体力を温存しつつ両方の景色を楽しめます。

ペットと訪れる方へ

境内へのペット同伴は原則不可です。ロープウェイもペット不可(ケージ入りの小動物は応相談)。日本平の山頂公園はペットと散歩可能なので、同行者が交代で参拝するか、車内で待ってもらう形になります。日本平周辺にペット預かり施設はないため、事前に静岡市内のペットホテルを手配することをおすすめします。

車椅子・ベビーカーの方へ

石段ルートは車椅子・ベビーカーでの利用は不可能です。日本平からのロープウェイは車椅子対応(要事前連絡)。ロープウェイ到着後の境内は段差が多いですが、拝殿付近までは介助があれば移動可能です。御廟へは急な石段があり、車椅子ではアクセスできません。

周辺情報

食事・グルメ

| 場所 | おすすめ | 目安価格 |
|——|———|———|
| 久能海岸いちご街道 | いちご狩り(12月〜5月) | 1,500〜2,000円 |
| 日本平ホテル | ランチブッフェ、駿河湾の眺望 | 3,000〜5,000円 |
| 静岡市内 | 静岡おでん(黒はんぺん) | 500〜1,000円 |
| 清水港周辺 | まぐろ丼・海鮮丼 | 1,500〜2,500円 |

久能海岸のいちご狩りは12月〜5月限定。石段ルートの入口付近にいちご園が並んでおり、参拝と組み合わせるのが定番です。

周辺の観光スポット

| スポット | 所要時間 | 見どころ |
|———|———|———|
| 日本平 | ロープウェイ5分 | 富士山と駿河湾の大パノラマ |
| 三保の松原 | 車で20分 | 世界遺産、富士山と砂浜の景勝地 |
| 駿府城公園 | 車で25分 | 家康公の居城跡、天守台発掘中 |
| 静岡浅間神社 | 車で30分 | 極彩色の社殿群、26棟が重文 |

モデルコース(静岡・家康公ゆかりの地巡り・1日プラン)

1. 9:00 日本平展望台で富士山を眺望
2. 9:30 ロープウェイで久能山東照宮へ
3. 9:35 参拝・博物館見学(約90分)
4. 11:05 石段で下山(約30分)
5. 11:45 久能海岸でいちご狩り(12〜5月)または昼食
6. 13:00 三保の松原散策(約60分)
7. 14:30 駿府城公園・家康公像見学(約45分)
8. 15:30 静岡おでんの名店で休憩

訪問者の口コミ・体験談

実際に訪れた方の声を紹介します。

> 「1,159段の石段はきつかったですが、途中の駿河湾の景色に何度も励まされました。登りきった先の社殿の美しさは、日光に引けを取りません。石段を登った人だけの達成感があります。」
> — Google Mapsの口コミより

> 「ロープウェイで楽に行けますが、できれば石段もぜひ。博物館の家康公の遺品、特に西洋時計は必見です。静かで厳かな御廟の雰囲気は、ここでしか味わえません。」
> — Google Mapsの口コミより

多くの訪問者が「社殿の美しさが想像以上」「石段の達成感」を評価しています。一方で「石段はかなりきつい」「夏は暑すぎる」という声もあり、体力に不安がある方はロープウェイの利用をおすすめします。

よくある質問

Q. 石段とロープウェイ、どちらがおすすめ?
A. 体力に自信があれば石段(登り40分、下り25分)が断然おすすめ。駿河湾の絶景が楽しめます。体力に不安があれば、行きはロープウェイ・帰りは石段で下山がベストバランス。

Q. 日光東照宮とどちらが見ごたえある?
A. 規模は日光が圧倒的ですが、社殿を間近で鑑賞できるのは久能山の魅力。また久能山には家康公が最初に祀られた「オリジナル」の歴史的価値があります。両方訪れて比較するのが理想です。

Q. 所要時間の目安は?
A. ロープウェイ利用で約90分。石段ルートなら往復の石段を含め約2.5〜3時間。博物館も含めると半日は確保したいところです。

Q. いちご狩りと組み合わせられる?
A. 12月〜5月なら、石段ルートの入口付近にいちご園が並んでいます。午前中に参拝→昼頃にいちご狩りが王道プランです。

まとめ

久能山東照宮は、徳川家康公が最初に祀られた「東照宮の原点」です。

国宝の社殿に施された極彩色の彫刻、1,159段の石段を登りきった先の駿河湾の大パノラマ、そして木々に囲まれた静寂の中に佇む家康公の御廟。日光東照宮の華やかさとはまた異なる、歴史の重みと自然の美しさが融合した聖地です。

出世運・勝負運を願う方はもちろん、歴史好きの方、絶景を楽しみたい方、いちご狩りと組み合わせたい方まで、久能山東照宮は静岡観光のハイライトとなるはずです。

この記事があなたの久能山東照宮参拝のお役に立てれば幸いです。

※本記事の情報は2026年4月時点のものです。訪問前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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